2015年4月16日木曜日

イラン日

今日はプレートテクトニクス際の旅・イラン編をずっと読んでいた。

livelihood 生存の条件(環境)→生きていける環境パタン
buildinghood 建設,構築の条件(形式)→生きるための構築パタン

建築の意志とは、移動と構築。
石を山からはがしてこっちに持ってきて積むと、人の生きていける場所ができる、という根源的なところに立ち返る。

歴史的都市は
・水源
・交易のための河
・耕作に適した堆積土
がすべて揃っているという。
堆積土は耕作に適し、日干し煉瓦が生まれ、モスクが立つ。が、地震には弱い。

一方、この旅の多くの集落、ザグロス山脈(アラビアンプレートとユーラシアプレートのきわ)沿いは堆積土との関連が浅い。耕作メインでなく牧畜や果樹を植える。
ただ、日本と同じで田舎からは若者が離れていく、その存続はあやしいのだけれど(廃墟もおおい)。
ただ、生存-構築の関係がわかりやすいところが多かったかな。Palanganの「うちの屋根=上の家のテラス」関係すごく面白い。
このサイトに綺麗な写真あった。山と家がまったく同じ色です。

通訳がいるとやはり情報量が違うんだろうな。
あと地質図などの情報。これは努力次第で手に入れられる。

今日で大体イランの行きたいところはイメージできた。

イランを形づくるザグロス山脈と、エルブールズ(アルボルズ)山脈。
その間にはイラン高原やカヴィール砂漠などの乾燥地帯。

南北の断面をとると、
ペルシャ湾〜ザグロス山脈〜イラン高原〜カヴィール砂漠〜エルブールズ山脈〜カスピ海

千年村的視点を投入すべきは、図の断面図に赤マルをつけた4カ所のキワでしょう。
カスピ海南端は日本に似ているらしく、プレート旅でも行っていないところなので見てみたい。結構開発されてるっぽいかもしれないけど。


イランに行くのは10,11月あたりを予定しているので、先に中国やインドを考えないといけないんだけど、テヘラン大学で修士をとった方に相談したりしていたので今日はイラン日だった。原広司の調査した場所もおすすめされた。人工オアシスの集落とか、風の塔(バードギル)のある集落とか。
ただ、向こうに日本人研究者はいないらしく落胆。途方にくれそう。

まあー、人が優しく飯もおいしそうなので楽しくやっていける気もした。






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