2015年4月27日月曜日

宇宙船銀河系号太陽系棟地球室

宇宙間エネルギー輸送は、いずれはじまるのかしら。
輸送コストが、なんやかんやで抑えられれば。宇宙エレベーターもできるようだし。
光に資源を載せることはできないんだろうか。

宇宙船地球号はまず宇宙船太陽系号に拡大し、さらに宇宙船銀河系号に。
宇宙船銀河系号太陽系棟地球室。
他の惑星でも、また領有権の主張ははじまるのだろう。



新宮、和歌山県、日本、アジア、地球、太陽系、銀河系、そのむこうはなんだろうか?谷田先生は銀河系の中にはまだたくさんの太陽があり、それらを中心にした地球がたくさんあると言った。そこに僕とそっくりおなじことを考え、不安がっている男の子がいて、いまこの瞬間に光みたいに速い言葉を僕にむかって送ってよこしたとしても、太陽系地球アジア日本和歌山県新宮のこの場所を歩いている**康二には簡単にとどかない。*康二もその男の子●●も、光が何百万光年もかかってのろのろとやぶれ穴のような空間をとんでいる間に、若い衆になって子供をはらませ、死んでしまい、皮膚や内臓や眼玉を虫どもに喰いちぎられてしまい、骨だけになって、*康二の子供のそのまた子供の、限りなく分裂してゆく一族の末裔に、やっと光の言葉はとどく。(中上健次『十九歳の地図』「一番はじめの出来事」)

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